13世紀から15世紀にわたる神秘家たちのパノラマ。マイスター・エックハルトらドイツ神秘主義の系譜、「新しい敬虔」、フランスのジャン・ジェルソン、近世思想との分水嶺をなすクザーヌスまで。ライブラリー版全7巻完結。

内容:愛する者と愛された者についての書 ライムンドゥス・ルルス著 西澤龍生訳 野村銑一訳. 至福直観について フライベルクのディートリヒ著 渡部菊郎訳. 集会の書〈シラ書〉二四章二三-三一節についての説教と講解 マイスター・エックハルト著 中山善樹訳. 能動知性と可能知性について グリュンディヒのエックハルト著 香田芳樹訳. 永遠の知恵の書 ハインリヒ・ゾイゼ著 橋本裕明訳. 説教集 ヨハネス・タウラー著 橋本裕明訳. 神秘神学 ジャン・ジェルソン著 上野正二訳 八巻和彦訳. 先行する諸著作における主要な困難についての必要最小限の解決 カルトゥジア会のディオニュシウス著 八巻和彦訳. 信仰の平和 ニコラウス・クザーヌス著 八巻和彦訳. テオリアの最高段階について ニコラウス・クザーヌス著 佐藤直子訳. ホイジンガ『中世の秋』とスコラ学 山内志朗著