20世紀ドイツの思想家ベンヤミンが『パサージュ論』を構想する中で書きとめた膨大な草稿群から、哲学的・芸術的思索の核を秘めた論考を集成。パリをめぐる覚書を比較することで、主著への思考の軌跡を明らかにする。

内容:パリ-十九世紀の首都〈ドイツ語稿〉 久保哲司訳. パリ-十九世紀の首都梗概〈フランス語稿〉 土合文夫訳. ボードレールにおける第二帝政期のパリ 久保哲司訳. ボードレールにおけるいくつかのモティーフについて 久保哲司訳. セントラルパーク 久保哲司訳. 土星の環、あるいは、鉄骨建築についていくつかのことを 浅井健二郎訳. パサージュ 久保哲司訳. パリのパサージュ. 1 久保哲司訳. パリのパサージュ. 2 久保哲司訳. ボードレール論全体の構想 久保哲司訳. ブランキについて 久保哲司訳. 「ボードレールにおける第二帝政期のパリ」初期草稿断片 久保哲司訳. 「ボードレールにおける第二帝政期のパリ」のための予備研究 久保哲司訳. 方法論的序説断片 久保哲司訳. 方法論的序説草稿 久保哲司訳. 趣味 久保哲司訳