ユダヤ系の出自、世界大戦への興味、幼年期の思い…。スピルバーグは映画製作にどのような背景や展望を持って取組んできたのか。すべての作品を初めて同一線上に並べて複合的に読み解くことで、その映画的アイデンティティに迫る。

内容:夜の暗がりの寄る辺なさとともに 大久保清朗執筆. スピルバーグとフランス人俳優 南波克行執筆. 製作総指揮者スピルバーグ論楕円というオブセッション 上島春彦執筆. 『E.T.』直後〈一九八二年〉のインタビュー スティーブン・スピルバーグ述 マイケル・スラゴウインタビュアー 南波克行訳. 文芸作家としてのスピルバーグ 斎藤英治執筆. ユダヤ記念館への援助活動 越智道雄執筆. スティーブン・スピルバーグ×ロバート・ゼメキス×ボブ・ゲイル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』製作25周年記念鼎談 スティーブン・スピルバーグ述 ロバート・ゼメキス述 ボブ・ゲイル述 南波克行訳. スピルバーグ 越智道雄執筆. スピルバーグの戦争と肯定の炎 西田博至執筆. スピルバーグ腹心のスタッフたち 南波克行執筆. スタンリー・キューブリックの遺産 巽孝之執筆. スピルバーグとコミュニケーション 南波克行執筆. メイキング映像のスピルバーグ 南波克行執筆. 二人のトム 南波克行執筆. スピルバーグの政治的フィルム 南波克行執筆. リアルとアンリアルの間 南波克行執筆