「人種」という根拠無き考えに基づいて、人を差別・排除する「人種主義」は、ナショナリズム、植民地主義、反ユダヤ主義等と結びつき、世界に惨禍をもたらし、現代にも深い影を落とす。大航海時代から今日まで、その思想と実態を世界史的視座から捉えていく。