2022年6月17日は、直木賞作家である今村翔吾さんが決行中の「まつり旅」が日本三大秘境・椎葉村までやってくる日!

この記事を書いているのは6月16日・・・。明日が楽しみで仕方がないので、特集棚として「まつり旅特集」を組みました!!

なお、椎葉村図書館「ぶん文Bun」でも今村翔吾さんによるサイン会を催していただきます。

さて特集棚では、椎葉村図書館「ぶん文Bun」に所蔵している今村翔吾さんの作品たち・・・『塞王の楯』、『じんかん』、『童の神』、『幸村を討て』を基にして、そこから連想されるテーマの本たちをディスプレイしてみました。

それぞれの作品からどのようなテーマが連想されたのか、ちょっとご紹介してみたいと思います。

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📚『童の神』

第10回角川春樹小説賞を受賞した『童神』の改題作『童の神』。

鬼・土蜘蛛・滝夜叉といった「妖」の世界や、酒呑童子のお伽話から連なる「酒」の本が連想されました。

鬼に関してはこれでもかと蔵書があるぶん文Bun。その一部を特集棚に持ってきて、ほかパッケージ映えのする妖怪本やお伽草子本で固めました。

日本史・日本文化史と酒を紐解く本の横には、一応同じ飲み物としてのジャンルということで「茶の湯」を据えました。

今村翔吾さんの作品で茶の湯が印象的だったものと言えば『じんかん』ですね。

 

📚『じんかん』

松永久秀の歴史観を覆す力強い一撃としてのこの一作。時代背景としての室町関連の御本や、足利将軍について、一揆について・・・と、編集しがいのある棚となっています。

「久秀により焼かれた」として知られる東大寺、また『じんかん』の語り手でもある織田信長とその後継信忠についてもふれておきたいところです。

今村翔吾さんの『塞王の楯』と同時に第166回直木賞を受賞した米澤穂信さんの『黒牢城』もこの棚に入っているのは意外かもしれません。同作では『じんかん』と同じく茶の湯が重要なシーンを形成していましたので、ディスプレイしました。

また山本兼一さんの『千両花嫁』は、久秀が愛した平蜘蛛を取り上げていたのでピックアップしました。

 

📚『塞王の楯』

特集を組みながら笑ってしまったのは『塞王の楯』では「石積み」の技術がとてつもなくドラマティックに描かれている主題であるのに対し『誰でもできる石積み入門』という本があったことです。せっかくですので読み比べてみてください。

石垣の関連としてやはり城のことを、というわけで城の本をいくらかディスプレイしました。

『塞王の楯』で石垣と「最強の矛盾」の対戦をする鉄砲については『和銃の歴史』というぴったりな本もあれば『図説狙撃手百科』という「ちょっと違うよねそれは」という資料もあって・・・苦笑しながらディスプレイしました。

また戦国の世を代表する合戦として関ヶ原の本も並べています。

そして『塞王の楯』でも言及される「忍」について、時代背景こそ違えど近接する江戸時代初期の設定ということで『バジリスク』をもってきました。

ほか「戦国」を主題としたテーマの本を多くディスプレイしています。

関ヶ原や大坂の陣といえば、そしてカッコイイ甲冑と言えば・・・真田幸村(信繁)と関連付けずにはいられません。

 

📚『幸村を討て』

『幸村を討て』では信繁だけでなく様々な戦国武将が活躍しますので、多くの武将に親しんでほしいという思いも込めて戦国関連のライトめな本をまとめてみました。

『戦国、夢のかなた』という作品には、信繁の子が登場するようです・・・。また舞台が天草ということで、椎葉村へいらっしゃる前日に天草を訪れられている今村翔吾さんをお迎えするにはぴったり(?)ということで取り上げてみました。

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直木賞受賞後も次々と作家活動が発表されている今村翔吾さん。

「まつり旅」の一環で日本三大秘境・椎葉村までお越しいただけるなんて本当に嬉しいことです!

明日は無事「今村翔吾のまつり旅」ご一行が椎葉村へたどり着きますように。そのことだけを祈りつつ、まつり旅Tシャツにアイロンをかけてお待ちしたいと思います笑。

2022年 (令和4年)
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