この度椎葉村図書館「ぶん文Bun」は、読書体験を「読む」だけでなく「語る」へとステージアップさせ、ぶん文Bun利用者の読書力向上に資するため「ぶん文Bunレビューキャンペーン」を企画いたしました。

 

ぶん文Bunレビューキャンペーン!

ぶん文Bunレビューキャンペーンは、「どなたでも」ご参加・ご投稿いただける読書活性化・感想シェア企画です。手順は以下のとおりとなりますので、ぜひご覧くださいませ。

 

① ぶん文Bunで心ゆくまで楽しむ
ぶん文Bunの蔵書(一般図書・漫画・視聴覚資料、などなんでもOK)を手に取り心ゆくまでお楽しみください。館内でくつろぎながらお読みいただいても、図書をお借りいただき御自宅でゆっくり楽しまれても結構です。

② レビューを書く、投稿する
ぶん文Bunのカウンターに置いてある「A.ぶん文Bunレビュー原稿用紙」で、もしくは「B. レビュー投稿用フォーム」から、200字以上の感想をお寄せください。投稿内容やレビュー者名(匿名・ニックネーム可能)については、レビュー内容と共に掲示させていただくことがあります。

A. 「ぶん文Bunレビュー原稿用紙」 → ぶん文Bunのカウンターに設置してあるものへご記入いただくか、ダウンロードしていただいたデータを印刷しご記入いただき、ぶん文Bunカウンターにいる職員へお手渡しください。

B. 「レビュー投稿用フォーム」 → WEB上で投稿が完了します。

(ぶん文Bunレビュー原稿用紙)

③ レビューのシェアを楽しむ
投稿されたレビューは、ぶん文Bunでの掲示やぶん文Bun/Katerieで展開するWEB媒体への掲載を行うことがあります。ご自身のレビューが掲載されるのをお楽しみいただくと同時に、ほかの方のレビューを読むこともお楽しみください。いろんな視点をシェアすることで、思わぬ発見があるはずです。

④ キャンペーン特典がうれしい!
レビュー数に応じて、素敵なオリジナルグッズやぶん文Bunの場づくりに関わるチャンスをご用意しております。ぜひたくさんのレビューを書いて「読むだけでなく語る」ことができるようになると同時に、ぶん文Bunをもっと素敵な場所に進化させましょう!

※ただし特典のお受け取り・実施等については、椎葉村図書館「ぶん文Bun」へお出向きいただき直接お渡しできる方のみ対象とさせていただきます。


(予定されている特典一覧)

※キャンペーン実施時には特典内容が異なる場合があります
※グッズ・特典内容は材料の有無や資料在庫状況等の影響を受け予告なく変更されることがあります。


(キーホルダーのイメージ)

(しおりのイメージ)

実は、こうしたキーホルダーやしおりは、ぶん文Bunが入る椎葉村交流拠点施設Katerie(かてりえ)の「ものづくりLab」で製作したんです!数々のデジタル機器があるからこそ実現できるものづくりを楽しむ意味でも、レビュー企画にご参加いただけると嬉しいです。

⑤ 読書感想文を書いたら本を記録しよう
読書感想文を書いたら、どんな本を読み語ったのかぜひ記録につけてみてください。ぶん文Bunのクリエイティブ司書からは「お気に入りのノートにまとめる」ことや「ブクログを使う」ことをお薦めしたいところですが、ぶん文Bunオリジナルな手法としては「ぶん文Bun『ごほん記録帳』」をご用意しました。

これはいわゆる「読書通帳」のような形式で、読んだ本を記録していけるお手製の記録簿です。ぶん文Bunレビューとは関係なく記録のためだけに使っていただいてもかまいません。ただしあくまでお手製ですので、クオリティはご期待なさらず…。

※つくり方は、こちらの「ぶん文Bun『ごほん記録帳』つくり方」を御参照くださいませ。A3(通帳サイズ)もしくはA4(かわいいミニサイズ)の用紙に印刷していただいてご作成ください。

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ぶん文Bunのレビューキャンペーン、いかがでしょうか。ご興味をお持ちいただけた方にはぜひ、下記の「読書への思い」もお読みいただいたうえでキャンペーンにご参加いただけますと嬉しいです。本が好きな人もそうでない人にも、「読む」だけでなく「語る」ことの意義を感じていただければと願っております。

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椎葉村図書館「ぶん文Bun」、クリエイティブ司書小宮山剛の思い…
「読む」から「語る」へ…。本を好きにさせる、本質的にかっこいい読書とは?

小宮山は、かねてより「冊数だけを讃える」風習がある読書奨励施策に疑問を持ち続けていました。それはほかならぬ、貸し出し冊数の増加を目的とした図書館目線の企画にほかならないのではないでしょうか。

そうして慌てて冊数だけを積み上げた結果、果たして将来実になる知識や、心のなかで燃え続ける感動は生まれ得るのでしょうか。私は、そうした量だけの詰め込み読書ではなく、本(もちろん、漫画や視聴覚資料も含む「資料」のこと)がもつ力を本当に発揮するために、本の中身を噛み締め、自分の眼や心で感じたことをことばにすることが必要だと考えています。詰め込まれるように薄い本を何冊も読み終えたという浅い満足感よりも、適切で魅力的なかたちで表現し他者に伝えることの喜びこそが、本当に必要かつ「楽しくてかっこいい」学びなのだと思います。・・・奇しくもそれは、日本の教育が見過ごしてきた重要なポイントと同じことではなかろうかと思うものです。

この度の「ぶん文Bunレビューキャンペーン」では「読む」から「語る」へと視点を転換した読書奨励を行い、椎葉村の…ひいては日本中の「読書」の概念が、インプットだけでなくアウトプットにも重きを置いたものとなるよう願っております。毎日毎日、どのような「語り」が生まれるのか、今からとても心待ちです。

レビューの投稿だけで飽き足らなくなったらどうぞクリエイティブ司書と語りに、ぶん文Bunまでいらしてください。数々の本とのセレンディピティが、多くの人にとってかけがえのないものとなりますように。

(クリエイティブ司書 小宮山剛)

2024年 (令和6年)
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